マリスト医師会

教授紹介

教授紹介

深見 達弥

(30期)
福岡大学 平成11年卒
島根大学医学部附属病院医療安全管理部 教授 [ 令和4年 - ]

2022年8月1日付けで、島根大学医学部附属病院医療安全管理部の教授を拝命致しました。
私は福岡県飯塚市で育ち、1987年に熊本マリスト学園中学校に入学、熊本マリスト学園中・高校で男だらけ、ハンドボールまみれの生活を6年間過ごした後、1993年に卒業、同年福岡大学医学部医学科に入学しました。1999年に大学を卒業後、福岡大学産婦人科に入局し、2009年9月から2年4か月間はカルフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で基礎的研究を行いました。医療安全へ取り組むことになった契機は、2001年、産婦人科医師3年目の私は妻の出産に立ち会いました。分娩時の常位胎盤早期剥離で、長女は低酸素性虚血性脳症となり、その後、脳性麻痺となりました。福岡大学小児科や久山町にある、重症心身障害者施設久山療育園のサポートをいただいていましたが、2014年12月に長女が13歳で急逝したことです。産婦人科診療だけでなく、医療全体のリスク、不確実性に対峙すること、医療の質・安全を担保していく社会つくりは私の使命と考え、2018年に国内最高峰の医療安全体制を有する名古屋大学に飛び込みました。そして、この度ご縁をいただき島根大学に赴任をしました。医療安全は、多くの診療科や多職種の方々のお力添えが必要になることも多く、今後も各部署との連携を密にとりながら臨床、研究、教育活動を行います。患者安全は新しい学問分野であり、この分野のリーダーとして島根大学だけでなく、世界の患者安全の発展のために少しでも貢献できるよう精進したいと思っています。

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