マリスト医師会

教授紹介

教授紹介

吉住 朋晴

(23期)
九州大学 平成4年卒
九州大学消化器・総合外科 教授 [ 令和4年 - ]

この度、2022年4月1日付けで九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科学教授に就任致しました。私は熊本県下益城郡美里町(旧砥用町)の出身で、1980年に熊本マリスト学園中学校に入学、多くの仲間に恵まれながら6年間の寮生活を送り1986年に卒業しました。同年九州大学医学部医学科に入学、1992年九州大学を卒業後、第二外科に入局しました。2年間の研修後に九州大学大学院に進学、肝臓移植の研究に従事しました。2000年に学位を取得後に二年間、当時米国で三番目に肝移植の症例数が多い施設であったNew YorkのMount Sinai Medical Centerに留学し、肝臓移植・小腸移植の手術トレーニングを受けました。帰国後は関連病院と九州大学で研鑽を積みながら、肝胆膵外科・肝臓移植の診療・研究に従事し、2016年から消化器・総合外科准教授、そして2022年第9代教授に就任いたしました。消化器・総合外科学講座(第二外科)は1903年開講と日本で最も古い外科学講座の一つで、同門の先輩は700人以上、福岡県はもちろんのこと広島・松山から長崎県の平戸まで関連病院があります。現在教室出身の19人が教授として全国で活躍されています。

消化器・総合外科学(第二外科)では消化管、肝臓・脾臓・門脈圧亢進症・肝臓移植、呼吸器、乳腺、末梢血管・大血管の診療・研究・教育を行なっており、複数の異なる臓器の外科治療が必要な疾患にも臨機応変に対応しています。鏡視下手術・ロボット手術・臓器移植などの発展とともに高度になった現代の外科医療において求められている高い倫理感とプロフェッショナリズムを持ち、自己研鑽を続け外科学の新しい知見を世界に発信できる外科医を育成したいと考えています。皆様のご指導・ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

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